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本文へジャンプ埼玉大学大学院 理工学研究科 生産環境科学研究室

ようこそ、生産環境科学研究室へ
Welcome to
Science of Production and Environment Laboratory !


Contents
    研究室の目指すこと
    人材育成について
    これまでの研究紹介
    研究テーマ 
    掲示板
    OB情報
    研究室トピックス
    研究室メンバー
    研究設備・マニュアル
    アクセス&問合せ  
    担当講義
    令和5年度講義日程
    関係機関にリンク
    参考図書・関係学会の紹介 

 ご挨拶
才能豊かな諸君とともに 2023.3
 

  掲示板

  直近のイベント
 SEMICON JAPAN 2023 
  12月13−15日 今年もアカデミアでポスター展示をします。
  ブースサイズ・・・ 間口2m×奥行き1m×高さ2.7m 
  その他・・・展示台(W990×D700×H770)、椅子、LED20W、100V980W(2口コンセント) 


 研究室紹介ポスター (2023年度版です) 
 研究室紹介動画(2022年2月 日本学術振興会制作 YouTube)   

  感染症対応について
対応方針  令和5年5月8日以降

  安全・安心のために
 火災時に5階から避難する方法について
 1)エレベータは使用してはいけません

 2)通常の階段が使えない場合は、速やかに西側の非常階段を使ってください
 3)階段がどれも使用できない場合は、通路東端に設置された避難器具で避難してください
  ※上記の避難器具は、必ず目を通しておいてください。 
 
 機械工学科棟5階東 避難器具の使用方法   
 研究室で地震にあったら、どこに避難するか知ってますか? 
 災害用伝言ダイヤルは知ってますか?”
 緊急時の大学連絡先:守衛所 048-858-3006(終日)
 
 実験の安全と心得  
 学内廃棄方法   

  研究室お役立ち情報
 日本学術振興会制作 事例で「学ぶ/考える」研究倫理 〜誠実な科学者の心得〜
 ライブラリー505 研究教育参考書籍リスト 閲覧規約に従って有効利用して下さい。spe2021
 様式  コンパなど費用のかかる研究室イベントでは事後速やかに会計報告をしてください。

 


令和5年度 講義日程
講義名開講期間・時限 教室 
2023年度前期  マイクロ・ナノ加工学 4月13日(木)10時40分〜12時10分 
               〜6月8日  (火2・木2)(ターム授業、B4)
 
工−演習室3
  技術者倫理 4月17日(月)13時〜14時30分 
           〜7月31日  (月3)(セメスター授業、機械B1)
 全学講義棟3-101
  精密加工学特論 4月18日(火)開始 〜8月1日(D1)  
2023年度後期    加工物性特論 9月28日(木)10時40分〜12時10分
           〜2月8日  (木2)(セメスター授業、M1)
 理工6Fセミナ室3
 研究推進会議 週1回(水:M1、木:M2) 505室
 研究室ゼミ 毎週水曜日1時限目  応化棟1F22番教室
オムニバス形式
講義    
  機械工学入門 5月18日16時20分〜17時50分  工-11
  工学と社会 5月25日(木)9時〜10時30分  全学講義棟1-301
  理工学と現代社会 6月30日(金)16時20分〜17時50分  全学講義棟 1-301
  機械工学概論 7月5日(水)16時20分〜17時50分  工-12
  工学と社会 11月7日(火)9時〜10時30分  全学講義棟1-401
 課外授業   工学と社会(埼玉医科大学向け)11月17日(金)16:20-17:50  オンライン


1. 研究室の目指すこと(Vision)
 いつの時代も、モノづくりの基幹技術である「加工」は、新しい社会を築く起爆剤になってきました。例えば、シリンダ内面の精密加工を可能にした精密中ぐり技術によって、ジェームス・ワットの蒸気機関が実用化され、産業革命が加速しました。
 研究室では、これまで不可能だったことや、誰も気づかなかったことに挑戦し、「新次元の扉を開く新技術」の創出を目指しています。私たちの発見、発明が心から豊かな社会の創造に少しでも寄与できたら幸いです。
                               
深化+進化=真価

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2. 研究室が目標とする人材育成
・ オリジナリティーを尊重する、他人の真似をしない創造性豊かな人材
・ 研究者/技術者倫理・使命感を活動規範とする人材
・ どんな事でも新領域の開拓に楽しんで挑戦できる人材
・ 基礎知識を修得し、自然法則に基づいて論理的に考えられる人材
・ 常識に囚われず、自らの頭で本質を追究できる人材
・ どんな時でもフェアーな態度を貫ける人材
・ 近道をせず、逃げもせず、遠回りでも、只愚直に真理を探究できる人材
・ 自分の正しいと信じることを、勇気を持って明確に主張できる人材
・ 協調性を持ち、他人を思いやれる人材
・ 人の忠告に素直に耳を傾け、成長しようとする人材
・ 問題意識を持ち,好奇心を持って幅広い異分野にチャンネルを持てる人材
・ 社会の雰囲気に飲み込まれず、自分を見失わない人材

    守愚不移志
    黙々養其真 
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3. 研究室メンバー紹介

2023年度
Title Faculty members
教授 池野 順一
助教 山田 洋平
秘書  田附 宙美

Students 
修士2年 菊地 拓 河口 雄弥 加藤 淳暉 三浦 祐介 松坂 勇亮  小泉 健人
修士1年 渡辺 悠哉 田中 秀明 滑川 大翔 國廣 健
学部4年   長井 克成 玄間 哲志  遠藤 広都  土井 稜大  島田 稜大  三浦 颯斗 
 山田 遥太  笹沼 彩冬 寺上 奏       
2023年度の学生数:19名


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4. 研究 History
 レーザ加工研究のきっかけは、YAGレーザの基本波で、本来加工できない石英ガラスに3次元加工を施したことです。常識に囚われず、材料とレーザの特性をよく理解すれば、これまでにない新しい技術が生まれてくることを経験しました。ただし、その時代のニーズがなければ評価は0です。しかし、誰も知られていない真理を発見し、不可能を可能に変えることこそ、研究だと信じています。30年後にはガラス内部の3次元導波路の研究が盛んになりました。15面前からは半導体ウエハやガラスなどを剥離させるレーザ加工技術「レーザスライシング」に着手しました。最近やっと世の中のニーズと合致するようになりました。このように、研究室では一歩先行く次世代レーザ加工技術の開発を心がけています。

 砥粒加工研究のきっかけは、河西教授の精密研磨加工研究です。その後、池野教授が博士研究でメカノケミカル作用を利用した鏡面研削砥石を開発して砥粒加工研究を継承しています。研磨は表面科学の領域です。物理化学現象の利用と、職人技が混在する興味深い研究領域です。新技術開発の宝庫だと思います。また、人類最古の加工技術でもあり、天然物からも学ぶことは多くあります。最近は古代青銅鏡の磨きにしても調査しています。
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5. 研究設備・施設紹介
 研究室の研究施設・設備について紹介します。実験研究者にとって施設や設備はとても重要なものです。なぜならば、個々人のアイデアが理にかなっているかどうかを実証できるからです。

 しかし、もっと大事な理由があります。それは未知の新しい世界に研究者を導いてくれるということです。例えば、実験を進めていく中で偶然ですが全く予想外の不思議な現象に出会うことがあります。最初、これらの現象は研究者の予想を否定するものであり、厄介な存在に過ぎません。それら現象を解明していくうちに、当初の自分の予想が完全に間違っていたことに気づかされ、自然界の厳しさを知ることになります。しかし、自然界に赤裸になって真正面から取り組んでくる研究者を自然界は見放さないように思います。この失敗がきっかけとなって、思いもかけない未知の世界を垣間見ることができるのです。

 自然界にはまだ人の知らない世界が沢山あります。科学の領域は自然界の氷山の一角に過ぎないのかも知れません。これら装置を用いた実験の中で偶然見つけた「種」は、研究者の好奇心という「水」で芽吹き、創造力という「肥料」で育ち、やがて独創研究につながるのかも知れません。これからも自由闊達に研究を推進する人材の育成を目指します。
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6. 研究分野と研究テーマ

研究分野: 精密・微細加工分野
 半導体結晶材料、ガラス、サファイアなど先端材料には、硬くて脆い材料(=硬脆材料)が多くあります。生産加工技術(工業界で求められる加工技術)では、能率良く、精密に、変質なく、微細な領域でも高品位に加工することが求められます。硬くて刃が立たない材料をどうしたら加工できるか、日々、材料と対峙して新しい原理に基づく革新的加工技術の開発を目指しています。主に穴開け、切断、削る、磨く、接合する、変形させる、改質させるなどの加工研究を行っています。

 IoTやAIなどは、道具として有益です。我々もどんどん取り入れて行きます。これらは既存の加工技術を整理して秩序立てて組み合わせることで、どこまで目標に接近できるかという生産システムの研究です。現在分かっている知見を最大限効果的に利用するという観点から大変有益です。

 一方で、大学はまだ世界に知られていない原理や類のないコンセプトを生み出す使命があります。物理化学現象に基づく新たな加工原理・コンセプトの開発研究に主眼をおいた基礎研究には実験研究が欠かせません。そのため実験室には最新の加工装置、評価装置を整備するように心がけています。また、加工が実現したら本当に自分たちの狙いどおりの原理・コンセプトで実現できたのか、徹底的に検証することも大事にしています。

 以上のような研究スタイルは、いつまでに原理を発見・発明できるのか保障することはできません。だからこそ、大学が担うべき研究だと思うのです。案外、先が見えないと思われる研究も、洞察力を働かせて実験結果と真摯に対峙すれば案外容易に先が拓けると思っています。是非、学生にもその体験をさせたいと思っています。

2023年度 研究テーマ

 レーザ加工
1)レンズ創成のためのレーザ加工研究
2)ダイヤモンドのレーザ加工研究
3)半導体結晶材料のレーザ加工
4)レーザを用いた鏡面研削面の潜傷探査技術
5)レーザエッチング加工
 
 砥粒加工
1)半導体結晶材料の高速研磨加工
2)電子材料の高速研磨加工
3)多結晶材料の基礎研磨実験
4)潜傷評価技術 
5)軟質金属の鏡面研磨加工(青銅鏡)
6)新砥石開発 
その他
 1)エッチングによる半導体結晶材料の高速研磨加工
 2)半導体結晶材料の基礎表面科学
 3)剥離加工装置




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7. 担当講義
2023年度 研究室担当講義
 技術者倫理(生産原論) 
 マイクロ・ナノ加工学
 トランスファ・エンジニアリング特論(Mr)
 加工物性特論(Mr)
 精密加工学特論(Dr)
 課題探索型セミナーT
 機械工学実験T・U
 機械工学概論
 機械工学入門
 工学と社会
 科学技術史
 理工学と現代社会
 メカノサイエンス輪講
 機械工学輪講TUVW(Mr)
 大学院特別研究 T・U(Mr)
 卒業研究 A・B
  応用数学T
  数値解析T
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8. 研究室トピックス
研究室のいまを紹介していきます。
  過去の記録はこちらでご覧になれます  
○11月23日 製炭師 木戸口武夫氏に研磨炭の製法について教えて頂きました。
 (福井県大飯郡おおい町 名田庄総合木炭) 参考文献
   
   


○10月21日 先端加工実験室敷地内に研究用花壇を作りました。
  今後も敷地を有効利用するとともに、研究環境の整備に努めます。
 
   


○ 10月18日 先端加工実験室に研磨装置(
不二越機械工業社製)が搬入されました。
  大事に扱って参ります。半導体研磨の世界に革命が起きるのを楽しみにしています。
   


○ 9月13日〜15日 精密工学会秋季大会が福岡工業大学で開催されました。
   松坂君が発表しました。とても説得力のあるプレゼンでした。
 
14日 レーザ加工セッション
    ・単結晶ダイヤモンド{100}のレーザスライシング(第2報)?劈開を制御した
    高精度スライシング?
     松坂勇亮・山田洋平・池野順一(埼玉大) ・鈴木秀樹(信越ポリマー) ・
    野口 仁(信越化学工業)
 15日 生産原論セッション
    ・時間的トランスファー・エンジニアリングの試み?青銅鏡の磨きに学ぶ?
     池野順一・長井克成・笹沼彩冬・山田洋平(埼玉大)

※学会のついでに太宰府の天満宮と九州国立博物館を見学しました。ちなみに天満宮の拝殿に祀られていたのは青銅鏡ではなく、ガラス鏡でした!?。
  


○ 8月28日〜30日 砥粒加工学会 ABTEC2023 in 米子(鳥取県)
   
光・ビームによる加工技術セッション(2)(8/28、12:00〜12:20)
   
 ・山田洋平、足立志遠、池野順一 「GaNの液中UVレーザエッチング」


JR境港線の米子駅は、愛称「ねずみ男駅」

米子城跡からみる景色はお城ファンに人気
登口を間違えて迷子に・・・米子?
  
JR米子駅前のコンベンションセンター 「Big Ship」にて開催


○ 8月8日 工学部オープンキャンパス
  レーザマーキングを実演しました。
   


○ 研究室BBQ
  緑豊かな秋が瀬公園で、真夏のBBQを堪能しました。

 


○ 6月22日 第44次工作機械技術振興賞 論文賞 受賞式
 山田洋平、池田知陽、小松崎伶美、池野順一
「SiCの精密レーザスライシング第2報」砥粒加工学会誌第65巻10号pp.549-555掲載論文
 
※山田先生が受賞者を代表して記念講演を行いました。

受賞記念写真

山田洋平先生 受賞記念講演


○ 6月1日 公益社団法人精密工学会生産原論専門委員会令和5年度第1回研究会
 「御神鏡と研磨」 会場:諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ会議室にて開催

 
八剱神社 宮阪宮司、金子ゆかり諏訪市長とともに


○ 5月25日(木) 新入生歓迎会
 今年は北浦和駅周辺のお店で開催できました。
   
  
出典:https://tonokura-kitaurawa.owst.jp/


○ 5月10日(水)10時〜11時 特別講演 【レーザ加工の基礎】 
  講師:ラステック(株) 三木直樹氏


○ 3月24日 卒業式/修了式 おめでとうございます。活躍を期待しています。

 
機械工学科棟 垂れ桜の前にて 2023.3.24


○ 3月21日 ラボ訪問
 中学生、高校生の女子6名が研究室を訪問しました。
 レーザマーキングの実演を楽しんでいました。
  



○生産環境科学研究室 オリジナルネクタイ止を制作しました。

 
 研究室のメインテーマであるレーザ加工と砥粒加工をモチーフにしています。
  上部の図案:1960年メイマンが発振に成功したルビーレーザ装置をデザイン化
   仏教では「光」=智慧や慈悲を象徴。宝石言葉で「ルビー」=情熱・熱情・純愛・勇気・自由
  下部の図案:研究室で発明された鏡面研削砥石をデザイン化
   古代より「砥石」=魔除けと力を象徴。「鏡」=神力が宿り、真実を映し出す神器



OB情報
○2023年12月1日 石丸さん(2019年修了)、入江さん(2022年修了)が来校されました。


○ 2020年修了 矢代さん結婚おめでとうございます。お幸せに!

 
同期の仲間とともに。



○ 池田知陽さん(現:東京精密)、小松崎伶美さん(現:東海理化)おめでとうございます。
 第44次工作機械技術振興賞 論文賞 受賞
   砥粒加工学会誌65巻10号掲載論文 「SiCの精密レーザスライシング第2報」
   
(公益財団法人 工作機械技術振興財団発表より)







月下美人イラスト:ももちーさん
5階東窓辺開花



2022年2月研究室動画
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9. アクセス&問い合わせ
 問い合わせ: 池野順一 教授
          埼玉大学 大学院理工学研究科
          〒338-8570 埼玉県さいたま市桜区下大久保255
          e-mail: ikeno@mech.saitama-u.ac.jp (@→@に変換)
          TEL/FAX:048-858-3578

 アクセス: JR京浜東北線「北浦和」駅もしくはJR埼京線「南与野」駅下車
         「埼玉大学」行バスにて終点下車 機械工学科棟505室
          キャンパスMAP No.22(機械工学科棟)
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10. 関係組織にリンク


学内
 ○ 埼玉大学HP 
 ○ 埼玉大学工学部機械工学科HP 


関連研究教育機関
 ● 東京大学 生産技術研究所 
 ● 豊橋技術科学大学 
 ● 理化学研究所 
 ● 産業総合技術研究所 

関連学会等
 ・ 公益社団法人 砥粒加工学会 
  ・ 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会 
 ・ 公益社団法人 精密工学会 
  ・生産原論専門委員会 
 ・ レーザ協会 
 ・ 一般社団法人 日本機械学会 
 







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©SPE Lab. Saitama University.